50歳過ぎたら思い通りにできない自分を許していこう
昨年末から自覚している「プチ?うつ状態」。
少しずつ良くなってきているのかなあと思うこともあるけれど
ここ数週間は、夜ぐっすり眠れたはずなのに、朝起きるとぜんぜん疲れがとれていなくて、体が重く、あたまもスッキリしない日が続いています。
仕事のある日は、ちゃんと職場に行って仕事をこなすことができるのだが、帰ってきたらぐったり疲れていてなんにもできない。
休日は、せっかくの休みなのに、午前中は気力ゼロで、夕方ごろになってようやく1日を始めよう、という気分になってくる。
けど、結局なんにもできない。
そうやって、なんにもできない日が続いているのです。
これって、うつの症状っぽいですよね・・・。
私の場合は、昨年後半のある出来事が引き金になって、いまの状態に陥った。
もともとHSP気質も強く、そこに、人間関係でものすごく気をつかわなければならない職場との出会いが重なって、いまのうつ症状が出ているのだと分析しています。
いよいよダメだと思ったら新しい職場を探すしかない、と腹は括っていますが、仕事内容は自分に合っているので、もう少しがんばってみる。
自分のものごとの捉え方、考え方を変えることによって、乗り切っていく方向に進んでいけるよう、いまは、いつもよりたくさんの本を読んだりしています。
今日読んでいるのは、下園壮太さんの『50歳からの心の疲れをとる習慣』。
ああ、私だけではないんだ、私がダメというわけではないんだ、と思って印象に残った部分を、以下に忘備録として書き写しておきます。
若い頃なら、挫折を経験しても、比較的早く立ち直ります。ところが、50歳を過ぎると、1つの挫折のダメージを、より大きく感じ、より引きずるようになります。
以前だったらなんとか乗り越えられたような挫折でも、それまで経験したことがないほど消耗します。精神的なダメージを引きずり、思うように体も動かなくなり、そんな自分に自信を失い、前向きな考えも浮かばなくなります。こうなると、抑うつ状態です。
これです。いま、まさに、自分は、この状態です。
続いて下園さんはこうおっしゃっています。
これまでの自分のイメージとは違う「情けない、弱い自分」を否が応でも見つめなければなりません。それは苦しいことですが、新しい自分の発見ととらえてほしいのです。
このようなときには、自分1人で対処するのではなく、人の力を借りることを覚えていくことが重要です。
仕事を同じ部署の人に頼んだり、自分の弱音を身近な人に聞いてもらったり、うつっぽい症状を自覚できたら心療内科や心理カウンセラーを頼るのもいいでしょう。
私自身も、もう、1人では無理でした。
自分が壊れそうになったのでどうしようもなく、母と妹夫婦の力を借りました・・・いえ、現在進行形で借りてています。
申し訳なさ過ぎて、もう、あれだけ仲良しだった妹とは、元の関係に戻れないだろうと絶望さえ抱いていて、非常につらいです。
さらに、声をかけてくれたひとりの友人の力も借りることになりました。
私は、そんな、周りに迷惑をかけている情けない自分を、責めてしまっています。
しかし下園さんは、こうおっしゃいます。
逆に、自分に対して「ダメ出し」をして追い込んでしまうのは絶対にNG。「これくらいで疲れるなんて情けない」「ほかの人はできているのに、なぜ自分はできないのか」といった思考にハマってしまうと、うつ症状がさらに悪化していく恐れがあります。
うん、うん・・・。
そして、こう締め括っていらっしゃいます。
人生の後半は、どうしても疲れやすくなります。ですから、必然的に「できない自分」と向き合わざるをえなくなるのです。そんなときは、「まあ、思い通りにはいかないもんだ。休もう」と思えるようになれば、ゆとりを持った日々を送れるようになるでしょう。
そうですね・・・。
- 情けない自分、弱い自分を認めること。
- そんな自分を責めないこと。
- 人に頼ることを自分に赦すこと。
- できない自分を認め、それでよしとすること。
- 自分を休ませること。
これが、いまの私の課題なのでしょうね。
今日は凹んでいます…泣…ここから立ち直るにはどうしたらいい?
昨日、「6月に入ってから流れがよくなってきたかも」と書いたばかり。
なのに。
今日は、パートの雇い主さんから電話がかかってきて、怒られてしまいました。
明日、出勤したときに派遣先のお偉いさんに謝らなければなりません。
そんなわけで、いま、めちゃめちゃ凹んでいます(泣)
怒られた理由は、ちょっと納得のいかないことなので、モヤモヤ。
職場の先輩たちがやっていて、先輩から誘われたので「良いこと」と思ってご一緒させていただいたのです。
でも、それがいけなかったらしく。
雇い主さん曰く、「これは大問題よ。」と・・・。
そうなんだ・・・でもみんな私が入ったときからずっとやってるのを見てきましたよ・・・?それが大問題なことだったのですね・・・?
職場関連のことなので、詳細はここには書けませんが、その「大問題」は、そんなに悪いこととは思えないこと。
むしろ、それを「良いこと」と捉える人の方が多いのではないかと思えるようなことです。
ただ、ものすごく古い考え方の職場なので、大問題として扱われてしまう。
さらに、「あなたは新人さんなんだから、特にそんなことしちゃだめ。」と言われたのですが、私は入ってからもう3ヶ月半経ってます。
いろいろパートをしてきましたが、ほとんどの職場では、正社員でない限り、3ヶ月経つと1人前とみなされます。3ヶ月経ってもまだ新人扱いされるところはほぼありませんでした。
とかなんとか思いつつ、物事をまあるく納めたい私は、言い訳は一切せず、事実だけをそのまま述べ、雇い主さんに謝ったのでした。
そして、明日職場でもお偉いさんに気持ちよく謝るつもりです。
こんなとき、「図太い心」をもった人が、本当にうらやましいです。
HSP気質で、プチうつに陥っている私には、こういう出来事は本当に痛い。
まるで胸に大きな鉛がドーンと落ちてきたようです。
心も体も重くて重くて、なにをする気にもなれません。
せっかく昨日、上向きになりかけていた心がまたドーンと降下してしまったなあ…
おそらく今晩はよく眠れないだろうと思います。
みなさんは、そんなこと、ありますか?
こんなとき大切なのは、私の場合は、「現実をよく観る」ことだと思います。
いつも、妄想ばかり膨らんで、必要以上に怖がってしまうのです。
たとえば、今回の出来事でいえば、「雇い主さんにダメな人と思われてしまった」とか、「もう仕事をさせてもらえないかも。」とか、「明日みんなの前で叱責されたらどうしよう」とか・・・
そんなネガティブなことを、いろいろ想像してしまって、怖くて怖くて仕方がなくなるのです。
でも、よく現実を客観的にみてみると、雇い主さんは、最初はキツイ言葉を使っても、ちゃんと「私はあなたの性格を知ってるからこんなに言いたくないのよ。」とフォローしてくださったわけで。
必要以上に心配しなくても良いはずなのです。
明日お偉いさんに謝ることにしても、もう、とにかく、潔く行動するしかないこと。
結果がどうであれ、やるべきことはやりました、と言えることが大切。
そしてもうひとつ、「自分を責めないこと」が最も大切だと思います。
HSP+プチうつは、ぜったい的に自分を責めてしまいがち。
真面目すぎてやさしすぎて自分のことを「もっとちゃんとしなきゃ!」って思ってしまうのです。
そっちの方向にいってしまったら、私は壊れちゃう。
だから、自分が壊れないように、自分を責めないようにしようと思います。
私は特に人生の前半は優等生で生きてきてしまったから、怒られることに慣れていないのです。
もう、「怒られたら世の中終わり!」くらいの勢いで怒られたくない(笑)
だけど。
他の人を見ていたら、どんなに怒られても平気な人もいるし、怒られたら終わりでもない。
視野を広く、客観的になることが必要なんだな。
それに、周りの人も、自分のことで精いっぱいで、あんまり人のことなど気にしてないと思う。
誰かが怒られたって、数日もすればそんなこと忘れて、自分の生活を成立させていくことに夢中になるものですよね。
そう思って乗り切ることにする。
そうは言ってもまあ、今日は眠れないかもしれないけど。
今晩の対処法
- 自分はHSPだし、プチうつだからしかたないよね、落ち込んだっていいよ、大丈夫よ、と自分に声をかける
- 胸が苦しくなったら深呼吸(腹式呼吸)をする
- アマゾンオーディブルで朗読を聴いて思考を止める
- 湯船に浸かる
- 早めに寝る
- 時間の流れに任せる(きっと時間が解決してくれる)
今日オーディブルで聴きたいのは僧侶の枡野俊明さんの本。
心が沈んでいるときに、いい。
何度もくりかえし聴いています。
癒されるし、何よりネガティブ思考の渦から抜け出すことができるのです。
たまたまこの記事を読んでくださった方、もし、どうしようもなく凹んでいるときに心を落ち着けるための良い方法があれば、教えてください。
はあ、つらいなあ。
ついに詰んだ、と思ったところで起こり始めた奇跡
このブログを書き始めてから約2ヶ月が経ちました。
もう、どん底もどん底で生きた心地もしないような中、「どん底から立ち直ってがんばるぞ」と、肩で息をしながら立ち上げたブログ。
そこからがんばってなんとかここまで生きてきたのだけれど、先月、今月と一時的に仕事が途絶え(=収入が途絶え)てしまい・・・
ついに6月は家賃が払えそうもない・・・詰んだ・・・!
という絶望的な思いに打ちひしがれていたのです。
ところが・・・
もしかして、6月に入ってから、なんとなく、流れがよくなってきた?
いつかのブログに書いたのですが、私はこの4月に「シニア演劇部」に入部しました。
中学時代にがんばった演劇部の続き、という感じです。
私にとっては、第5の人生の始まりを意味するものでもあります。
プチうつの中思い切って行動を起こしてみたことが大成功で、月に2回の部活が楽しみになりました。
そこから演劇、歌舞伎、狂言、という世界への興味がむくむく湧き上がってきたところで福岡に歌舞伎がやってきました。
「六月博多座大歌舞伎」です。
これまで歌舞伎の知識など一切ないのですが、勉強を兼ねて一度見たくてしかたがない。
でも、観劇のためのお金はない。
そんなところに、なんと!
夜公演の招待券をいただいたのです!
A席16,000円・・・
なんというありがたさ!
こうして、この6月、めでたく歌舞伎デビューを果たしたのであります!
初歌舞伎は素晴らしくて素晴らしくて、涙が出てしまいました。
すっかり歌舞伎のファンになってしまった。
「六月博多座大歌舞伎」では、昼公演と夜公演では演目が違います。
そこで昼公演も観たいなあ、と切望するも、私を逆さまにして振っても3階席の安いチケット代さえ出てこない。
そんなところになんと!
今度はまた別の方より、昼公演の招待券をいただいて!
昼公演も観劇することができたのです!
ありえない、ありえない!
こんな奇跡、なかなかありませんよね!
こうして、頭で考えてもぜったい実現しそうにない願いが、不思議な流れで叶ってしまったのです。
これは、私の中の「純粋なワクワク」が引き寄せたことなのではないかと思います。
やっぱり「引き寄せの法則」みたいな仕組みがこの世の中には本当にはたらいているのかもしれない。
そんなこんなで少しだけ明るい気持ちを久しぶりに味わっていたところ、今日は、以前のパート先から仕事の依頼の連絡があり。
久しぶりの友人からの連絡もあり。
なんとか6月を乗り切る目処がたってきたのです。
プチうつからの脱出にはまだ時間がかかるかもしれないけれど
真っ暗闇だった目の前に少しずつ光がさし始めてきたことを感じます。
いえ、光がさし始めたのではなく、光はいつでもさしているのに、私の心の曇りで見えなかった、その光が少しずつ見え始めているということなんだろうなと思います。
寝ているあいだに老廃物を流してくれている脳の空間の話
九州北部の梅雨入りが発表され、今日はずーっと雨がしとしと降り続いていた福岡市。
1日お日さまの光が遮られてしまっているからなのか・・・昨日、今日と、メンタルが落ち込みがちで、ちょっときつかったです。
生来家でぼーっとするのが大好きなのですが、プチうつ状態のときには良くないですね。
どうしても心の中にはネガティブな思いばかりが湧いてきて、「ああもうダメだ・・・」ってなっちゃう。
繁忙期が過ぎて仕事が一気になくなってしまったり・・・
せっかく知り合いを通して博多座のチケットが2枚手に入ったというのに、一緒に行く人が見つからなかったり・・・
そんな背景もあるからなのだと思います。
こんなときの神頼みは、amazon audible!
ネガティブな思考が出てきたときには「本を聴く」のが、やっぱりすごくいいのです。
言葉を聴くことに集中すると、ピタッとネガティブ思考が止まります。
今日は、この本を聴きました。
おもしろかった。
紙の本のリンクを貼っていますが、私は読んだのではなく、amazon audible で聴いたんですよね。
紙の本を読むには座って集中しないといけないし、年齢を重ねるごとに目がついていかなくなってキツくなってきたけれど、
「本を聴く」のは、普段の生活をしながら聴けるので楽!
なぜか、目で読むよりも、内容がすんなり入ってくる感じがします。
人それぞれ、読むのが合う人と、聴くのが合う人がいるのでしょうが、私は聴くほうが合っているのかもしれません。
とくに印象に残ったのは、脳の空間のおはなし。
めちゃめちゃ簡単に言うと、
脳の空間は水で満たされていて、その水は常に入れ替わりながら、脳に溜まる老廃物を流してくれているのだそう。
その脳の空間のことを「細胞外スペース」というのですが、
なんと、細胞外スペースは伸び縮みをしていて、寝ているときに広がっているんだそうです。
つまり、寝ているときに、水の流れがよくなって、老廃物をよく流すことができる、ということ。
だから、夜によく眠ることって、そういう意味でもとても大切なのですね。
もしかしたら、ここに認知症の改善の鍵などがあるのかもしれません。
そして、この細胞外スペースは、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、アセチルコリンなどの脳内物質の通り道でもあり、「心のはたらき」などに関する重要な役割を果たしている可能性があることがわかってきているとのこと。
うつ対策などを考える鍵もここにあるのかも。
他にも、興味深い話がいっぱいで、著者の心ある考え方にも惹かれるものがあり、お気に入りの1冊となりました。
専門用語や難しい話はわからないながらも、私のような脳科学初心者にもわかりやすくお話してくださる姿勢が伝わってきます。
脳のはたらきに宇宙を感じる!
そんなワクワクでなんとかプチうつから離れることができた時間でした。
オーディブル版のリンクも貼っておきます。
朗読の声もとても聴きやすくていいです。
※オーディブルの1冊は高いので、「聴き放題」で登録するのがお得です。
無料期間がついているので、その期間だけ試すのもありです。
魅力的な人とは”今ここにいられる人”〜「新 演技の基礎のキソ」より〜
プチうつでくさくさする日々から抜け出そうと、私が思い切って行動に移したのは・・・
「シニア演劇部に入部」することでした。
今年2023年の4月。
なんかもう、そうせずにはいられなかったのです。
自営業を続けることができなくなりパートを始めたばかりで、金銭的には定められた半年間の会費(1万円とちょっと)を支払うことさえ難しかったのですが・・・
それでも、心を決めてえいやっ!と入部してしまった。
その結果は・・・?
大成功だったと思います。
入部して本当によかった!
1ヶ月に2回なので、実際に活動したのはまだ3回だけなのですが、ワクワクしている自分がいます。
このワクワクは、本当に久しぶりなのです。
中学生の時に演劇部でがんばった、その続きみたいな気持ち!
演劇の才能なんてまったくないのですが、動機は、冒頭で述べたとおり「くさくさする日々から抜け出す」ため。
これをきっかけに、本来の元気な自分を取り戻していけたらいいな、と思うのです。
そこで2回目の授業で先生が紹介してくださった「新 演技の基礎のキソ」という本を読んでみました。
いやいやこの本が、予想に反しておもしろい!
私がいま追求している「禅」の思想とリンクしている部分が多々あるのです。
「演技の基礎」というタイトルから勝手に想像していた内容とは全然違って
50代後半の人生をどう生きようか、という自分にぴったりな内容と言えるほどひたすら深くて驚いています。
形式としては、演技を教える先生と複数の生徒さんたちとの会話形式で、ワークショップの様子を綴ったもの。
その中から、今日胸に響いた部分を、忘備録として掲げておきます。
先生
(前略)
自分自身とはわかりやすいようでいて、謎でもあるわけです。
俳優は自分から出発しますが、表現するのは、あくまでも役という「他者」です。その結果として「自分」が見えるのです。
ただし、演技表現のために獲得してきた技術が、「自分」をガードしてしまうことがある。だから、なまじ技術を持っていない素人のほうが魅力的な演技をすることが起こり得るのです。
(中略)
つまるところ俳優の魅力は、本人の人間性と直接つながっています。
だからこそ、演技は魅力的な人にはかなわない。演技だけ変えようと思っても意味がないのです。
演技の訓練は自分が魅力ある、面白い人間になるための実践をしているという認識に立つべきなのです。
演技の訓練は、魅力ある面白い人間になるための実践となる・・・。
がぜん心が動く言葉です。
そして、「先生にとって魅力ある人とは?」という生徒さんからの質問に先生は答えます。
”今ここにいられる人”ではないでしょうか。
線ではなく点として存在できる人。
つまり、過去にも未来にもとらわれず、今この場を受け入れられる人です。
「今ここ」という禅につながる言葉がここに出てくるとは!
と申しますか、「今ここ」がすべての基本なのですよね。
芸事、芸術、武道、と、道を極める者が立つ地点はここ。
過去にも未来にもとらわれず、今この場を受け入れる「今ここ」にいること。
さらに、演技とは自分探しだと考えてきた、という生徒さんにこう囁きかけます。
問題はアプローチの方法です。
自分の内側の扉をノックするのではなくて、外側へと続く扉をノックする必要があるのです。それは世界と向き合っていくこと。世界といっても、それは僕たちが認識している外部のことです。
自己探究によって自分の立ち位置を確認しながら世界と関わっていく。
この姿勢は人生を歩く姿と重なります。
さらにさらに、「私はほかの演技の先生から、もっとあなたを壊しなさい、といわれ続けてきたのですが、どのように思われますか?」という生徒さんからの質問に、先生はこう答えます。
何を壊すかというなら「先入観」でしょう。
たとえば、与えられた役に対する先入観、演技に対する先入観、自分に対する先入観をとり払うことだと思います。
先入観は、外部に対する防波堤のような機能もあります。生きていくうえで必要だからこそ備わっているのでしょうが、表現にとっては弊害になる部分もあります。またトラウマも先入観的な部分が大きい。
俳優の仕事は、観客の先入観を壊すことにあります。その刺激によって、観客の明日に対する先入観が変化します。その役割を担う者が先入観の塊ではどうにもならない。
魅力ある人とは、少なくとも僕たちの先入観を壊してくれる人だと思います。
これは、本の中の10代20代の生徒さんたちには噛み締めることが難しいほど、先生の人生のエッセンスが詰まった深いメッセージなのではないでしょうか。
考えてみれば、私たちは、自分という役を生きる役者のようなものなのかもしれません。
そう思うと、4月に無謀な形でシニア演劇部に飛び込んでしまったことにも意味があったのかな、と思えます。
自分は、どん底に落ちて絶望の淵に立たされることになったけれど、いままたこれからの人生を新しい気持ちで生き直そうとしている。
このブログを始めたのもそんな気持ちからであり、
「つきとゆめ」という名前は、シニア演劇部で新たに自分に纏わせてみた芸名でもあるのです。
第5の人生は、自分という役を演じ切るつもりで歩んでいきたいと思います。
それとともに演劇部の活動も楽しく長く続けていけたらいいな。
3日坊主系の自分がどこまでがんばれるかわからないけどですね。
「新 演技の基礎のキソ」紙の本の新品は入手しにくそうなのですが、中古か電子書籍なら大丈夫そうなので、リンク貼っておきます。
心の疲れをとるには、まず体を休ませること
昨日このブログで「わび」さんと「ぱやぱやくん」のめちゃめちゃ共感するTweetを引用させていただきましたが、このおふたりは、自衛隊のご出身。
そして、いま自分が読んで癒されている本の著者である下園壮太さんも、元・陸上自衛隊心理教官。
たまたま私が惹かれる文章が、奇しくもみんな自衛隊を経験している方々のものなんておもしろい。
3人がおっしゃるには、自衛隊は真面目ながんばりやさんが多いとのことで、私自身も本人は気づいていないもののおそらく真面目ながんばりやだから、そこのところで惹かれるのかなあ、なんて思っています。
ちょっと修行好き?
いま「禅」の思想にも惹かれていて、禅の僧侶にも自衛隊員にも、”厳しい修行を乗り越えていくからこそ得ることができる人生哲学” という匂いがあって、私はそういうものが好きなのかもしれません。
自分の人生の後半でなかなか厳しい修行が続いているのは、自分が引き寄せているからなのかもしれないなあ。
表面的にはもう修行はこりごりだと思っているのに、魂が求めているのかもしれない。
いやいやもう修行はよかですよ・・・。
さて、そんなわけで、わびさんやぱやぱやくんのTweetや下園壮太さんの本に癒されているのですが、そこから気づかせていただいたこと・・・
それは
心の疲れを感じるならば、まずは体を休ませろ
ということ。
前出の、昨日のブログに引用したTweetも、まさにそのような内容でした。
- たいしたことじゃないのにイライラしてしまう
- すごくプライドが傷ついてしまう
- 理由もなく落ち込んだり焦ったりしてしまう
- 自分を責めてしまう
- 人が怖くなる
- やる気が出ない
そのようなときは「心が疲れているとき」。
あれ?っと思ったら、少し自分の生活を振り返ってみると、たいてい働き過ぎていたり、動き過ぎていたりするのではないかと思います。
ついつい、「心が疲れているのだから、気分転換に〇〇をしよう。」と思ってしまいがちですが、比較的元気な時期ならばそれで気分転換できることもあるかもしれないけれど、うつっぽくなってしまっているときには、激しく動くとかえって疲れてしまうこともあります。
一番良いのは、とにかくまず「休む」こと。
がんばりやさんは、この「休むこと」が苦手でなかなかできない、ということは、私自身がそうなのですごくよくわかります。
そんなときは「休むことを自分に赦す」ことが大切なんですよね。
そこだけがんばって、あとはがんばらない。
- 眠れるだけ眠る
- 美味しいものを食べる
- 少し回復したら軽く気分転換になる活動をする
この3つに絞って1日を過ごすのが良いようです。
3.の軽く気分転換になる活動について、下園さんは次のようにおっしゃっています。
心が疲れているときは、何か心配事があり、それについて考え続けてしまうことがストレスになります。ですから、気分転換のためには、自分が「不安を感じないで済む」ようなことをやればいいのです。
不安を感じないで済むようなことというのは、心配事から「気をそらす」程度でいいのです。あまりエネルギーを使わないで、ある程度集中できて、しかもちょっと心がウキウキするようなことはないでしょうか。
ちなみに下園さんは、じっとしているよりも体を動かしたいタイプなので、テニスの壁打ちやゴルフの素振りをなさるそうです。
運動が好きな人ならば、このように軽く運動するのが良さそうですね。
じっとしておくほうがいい人は、お気に入りのカフェでゆっくりしたり、本を読んだり、短い動画を見たり、軽いゲームをしたりなど、なんでもいいので、自分にとっての「とっておきの方法」を見つけておくと良さそうです。
↑いま読んでいるのはこの本。すごくいい。
私はといえば、まだまだひとりでいるとトラウマ級の半年間のつらい出来事が浮かび上がってきてしまうので、その記憶から気をそらすために、「本を聴く」ということにハマっています。
具体的には、以前にも書いたのですが、Amazon Audible にものすごく助けられています。
本が語りかけてくれてちょっと孤独から救われる感じもするし、本当に癒されます。
もちろんどの本を聴くかにもよります。
上手に選ぶことができれば最高です。
明日まで私は仕事お休みです。
3日間の連休。
家族と連絡とらなければならなかったりしてしんどいこと(自責の念に苛まれる)もあったりするけど、できるだけ考えないようにして、ゆっくり体を休めています。
そのあとはまた朝10時から夜10時までの仕事が続くので、明日までとことんゆっくりするつもりです。
お家入院のすすめ
世の中はゴールデンウィーク。
福岡市は、今日、明日と「博多どんたく」というお祭りで盛り上がっています。
福岡だいすきの私、血は騒ぐのですが、まだまだとても人ごみの中に出ていくほどのエネルギーが戻っていません。
そんなわけで、せっかくのコロナ明けのどんたくなのに、引きこもってしまっています。
まあ、そんな年があってもいいか・・・。
昨日は朝10時から夜10時までのお仕事dayでした。
一昨日までの2日間、(15連勤のあと)ゆっくり休んだので、少しは回復しているかと思っていたのですが、自分の身体からは今日も「動きたくないよ・・・」という声が聞こえてくる。
そこで1日なーんにもせずにゴロゴロしていたのでした。
これまでの経験上、こんなときは身体の声に従うのが正解。
ここで「何言ってるの?ダメだよ、甘えてちゃ!はい、がんばって!」と自分に鞭打って動いてしまうと、心と体の回復はのびのびになってしまいます。
アタマで「休んじゃ時間がもったいない」なんて思ったとしても、身体のほうが正直なのです。
アタマの声よりも、体の声を聴く。
そうやって「動きたくない、なんにもしたくない」という体の声に従ってゆっくり休むと、ちゃんと次の一歩を踏み出す元気が湧いてくる。
なので、心配せずに、体の声のほうを聴くことが大切です。
いつも拝読させていただいている「わび」さんもTwitterでこうツイートされています。
疲労回復で重要なのは「何もしないこと」です。なので、疲れてるときは「お家入院」がおすすめ。これは入院生活を自宅や実家などで再現するもので、激しい運動や遠出はしない、ゲームなどをしても22時には就寝するなど、心身への負担を排除する方法です。たまには「お家入院」で完全回復してください。
— わび (@Japanese_hare) May 2, 2023
「お家入院」いいですね!
まさに私は今日、お家入院をしてました。
疲れたときにはこれに限ります。
そして「ぱやぱやくん」も、このようにツイートされていました。
人生に疲れてしまったときは「外こもり」という技があります。自分の知らない街のビジネスホテルに泊まって、ぼんやりと「何もしない」をします。どこも行かずにスマホもテレビも見ないようにしてください。そして見知らぬ風景を見ながら、ゴロゴロします。一種の入院みたいなものですね。
— ぱやぱやくん (@paya_paya_kun) May 2, 2023
「外こもり」もいいですね!
これは私も以前やったことがあります。
旦那さんが亡くなった直後どうしようもなく疲れてしまったときに、ホテルに籠もってゴロゴロしました。
とても良い方法でした。
疲れたときには、「お家入院」か「外こもり」。
覚えておくと良いかもしれません。
美味しいものをいただくのもいい。