50歳過ぎたら思い通りにできない自分を許していこう
昨年末から自覚している「プチ?うつ状態」。
少しずつ良くなってきているのかなあと思うこともあるけれど
ここ数週間は、夜ぐっすり眠れたはずなのに、朝起きるとぜんぜん疲れがとれていなくて、体が重く、あたまもスッキリしない日が続いています。
仕事のある日は、ちゃんと職場に行って仕事をこなすことができるのだが、帰ってきたらぐったり疲れていてなんにもできない。
休日は、せっかくの休みなのに、午前中は気力ゼロで、夕方ごろになってようやく1日を始めよう、という気分になってくる。
けど、結局なんにもできない。
そうやって、なんにもできない日が続いているのです。
これって、うつの症状っぽいですよね・・・。
私の場合は、昨年後半のある出来事が引き金になって、いまの状態に陥った。
もともとHSP気質も強く、そこに、人間関係でものすごく気をつかわなければならない職場との出会いが重なって、いまのうつ症状が出ているのだと分析しています。
いよいよダメだと思ったら新しい職場を探すしかない、と腹は括っていますが、仕事内容は自分に合っているので、もう少しがんばってみる。
自分のものごとの捉え方、考え方を変えることによって、乗り切っていく方向に進んでいけるよう、いまは、いつもよりたくさんの本を読んだりしています。
今日読んでいるのは、下園壮太さんの『50歳からの心の疲れをとる習慣』。
ああ、私だけではないんだ、私がダメというわけではないんだ、と思って印象に残った部分を、以下に忘備録として書き写しておきます。
若い頃なら、挫折を経験しても、比較的早く立ち直ります。ところが、50歳を過ぎると、1つの挫折のダメージを、より大きく感じ、より引きずるようになります。
以前だったらなんとか乗り越えられたような挫折でも、それまで経験したことがないほど消耗します。精神的なダメージを引きずり、思うように体も動かなくなり、そんな自分に自信を失い、前向きな考えも浮かばなくなります。こうなると、抑うつ状態です。
これです。いま、まさに、自分は、この状態です。
続いて下園さんはこうおっしゃっています。
これまでの自分のイメージとは違う「情けない、弱い自分」を否が応でも見つめなければなりません。それは苦しいことですが、新しい自分の発見ととらえてほしいのです。
このようなときには、自分1人で対処するのではなく、人の力を借りることを覚えていくことが重要です。
仕事を同じ部署の人に頼んだり、自分の弱音を身近な人に聞いてもらったり、うつっぽい症状を自覚できたら心療内科や心理カウンセラーを頼るのもいいでしょう。
私自身も、もう、1人では無理でした。
自分が壊れそうになったのでどうしようもなく、母と妹夫婦の力を借りました・・・いえ、現在進行形で借りてています。
申し訳なさ過ぎて、もう、あれだけ仲良しだった妹とは、元の関係に戻れないだろうと絶望さえ抱いていて、非常につらいです。
さらに、声をかけてくれたひとりの友人の力も借りることになりました。
私は、そんな、周りに迷惑をかけている情けない自分を、責めてしまっています。
しかし下園さんは、こうおっしゃいます。
逆に、自分に対して「ダメ出し」をして追い込んでしまうのは絶対にNG。「これくらいで疲れるなんて情けない」「ほかの人はできているのに、なぜ自分はできないのか」といった思考にハマってしまうと、うつ症状がさらに悪化していく恐れがあります。
うん、うん・・・。
そして、こう締め括っていらっしゃいます。
人生の後半は、どうしても疲れやすくなります。ですから、必然的に「できない自分」と向き合わざるをえなくなるのです。そんなときは、「まあ、思い通りにはいかないもんだ。休もう」と思えるようになれば、ゆとりを持った日々を送れるようになるでしょう。
そうですね・・・。
- 情けない自分、弱い自分を認めること。
- そんな自分を責めないこと。
- 人に頼ることを自分に赦すこと。
- できない自分を認め、それでよしとすること。
- 自分を休ませること。
これが、いまの私の課題なのでしょうね。