寝ているあいだに老廃物を流してくれている脳の空間の話
九州北部の梅雨入りが発表され、今日はずーっと雨がしとしと降り続いていた福岡市。
1日お日さまの光が遮られてしまっているからなのか・・・昨日、今日と、メンタルが落ち込みがちで、ちょっときつかったです。
生来家でぼーっとするのが大好きなのですが、プチうつ状態のときには良くないですね。
どうしても心の中にはネガティブな思いばかりが湧いてきて、「ああもうダメだ・・・」ってなっちゃう。
繁忙期が過ぎて仕事が一気になくなってしまったり・・・
せっかく知り合いを通して博多座のチケットが2枚手に入ったというのに、一緒に行く人が見つからなかったり・・・
そんな背景もあるからなのだと思います。
こんなときの神頼みは、amazon audible!
ネガティブな思考が出てきたときには「本を聴く」のが、やっぱりすごくいいのです。
言葉を聴くことに集中すると、ピタッとネガティブ思考が止まります。
今日は、この本を聴きました。
おもしろかった。
紙の本のリンクを貼っていますが、私は読んだのではなく、amazon audible で聴いたんですよね。
紙の本を読むには座って集中しないといけないし、年齢を重ねるごとに目がついていかなくなってキツくなってきたけれど、
「本を聴く」のは、普段の生活をしながら聴けるので楽!
なぜか、目で読むよりも、内容がすんなり入ってくる感じがします。
人それぞれ、読むのが合う人と、聴くのが合う人がいるのでしょうが、私は聴くほうが合っているのかもしれません。
とくに印象に残ったのは、脳の空間のおはなし。
めちゃめちゃ簡単に言うと、
脳の空間は水で満たされていて、その水は常に入れ替わりながら、脳に溜まる老廃物を流してくれているのだそう。
その脳の空間のことを「細胞外スペース」というのですが、
なんと、細胞外スペースは伸び縮みをしていて、寝ているときに広がっているんだそうです。
つまり、寝ているときに、水の流れがよくなって、老廃物をよく流すことができる、ということ。
だから、夜によく眠ることって、そういう意味でもとても大切なのですね。
もしかしたら、ここに認知症の改善の鍵などがあるのかもしれません。
そして、この細胞外スペースは、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、アセチルコリンなどの脳内物質の通り道でもあり、「心のはたらき」などに関する重要な役割を果たしている可能性があることがわかってきているとのこと。
うつ対策などを考える鍵もここにあるのかも。
他にも、興味深い話がいっぱいで、著者の心ある考え方にも惹かれるものがあり、お気に入りの1冊となりました。
専門用語や難しい話はわからないながらも、私のような脳科学初心者にもわかりやすくお話してくださる姿勢が伝わってきます。
脳のはたらきに宇宙を感じる!
そんなワクワクでなんとかプチうつから離れることができた時間でした。
オーディブル版のリンクも貼っておきます。
朗読の声もとても聴きやすくていいです。
※オーディブルの1冊は高いので、「聴き放題」で登録するのがお得です。
無料期間がついているので、その期間だけ試すのもありです。